Windows 11 Pro 24H2 環境で、AI コーディング支援 CLI の Codex と Claude Code をすぐに使えるように整えた際の作業ログです。D ドライブを活用しつつ、PowerShell(管理者)で進めます。

1. 前提環境の確認

  • Windows のバージョンは 設定 > システム > バージョン情報 から Windows 11 Pro 24H2 を確認。
  • PowerShell はスタートメニューから検索し、管理者として実行
  • 作業用ディレクトリは極力 D:\ 配下に作成しておくと、ユーザー領域の圧迫を避けられます。

2. NVM for Windows の導入

  1. GitHub Releases から最新の nvm-setup.exe を取得。
  2. インストーラーで NVM を D ドライブ(例: D:\Tools\nvm)に配置。
  3. インストール完了後、PowerShell を再起動。

3. Node.js 24 のインストールと有効化

nvm install 24
nvm use 24
node -v  # v24.x.x が表示されれば成功

プロジェクトごとにバージョン切り替えが必要になった場合は nvm list で確認できます。

4. PowerShell のスクリプト実行ポリシーを緩和

Codex や Claude Code CLI の初回ログイン時にスクリプトを実行できるよう、ユーザー単位で署名済みスクリプトのみ許可します。

Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser -ExecutionPolicy RemoteSigned

確認メッセージが出たら Y で承諾します。

5. Codex / Claude Code CLI のグローバルインストール

Node 24 の環境下で、OpenAI と Anthropic の CLI を導入します。

npm install -g @openai/codex
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

npm list -g --depth=0 でインストール済みパッケージを確認できます。

6. Git Bash の導入と環境変数の設定

  1. 公式サイト から最新の Git for Windows を取得。

  2. インストーラーで Git Bash を含むオプションを有効化し、インストール先を確認(例: C:\Program Files\Git)。

  3. Claude Code CLI が Git Bash を見つけられるよう、システム環境変数に Git のパス を追加:

    • 環境変数名: CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH
    • 値: C:\Program Files\Git\bin

PowerShell から設定する場合は次の通りです(パスは環境に合わせて置き換えてください)。

[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(
  'CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH',
  'C:\Program Files\Git\bin',
  [System.EnvironmentVariableTarget]::User
)

7. CLI へのログイン

最後に各 CLI でログインを完了させます。ブラウザ経由の認証が必要になるため、プロンプトの指示に従ってください。

codex login
claude login

ログイン後は、codexclaude コマンドを直接呼び出して、AI 支援のコーディング体験を始められます。


ここまでで、Windows 11 Pro 24H2 上に Codex / Claude Code を使った開発環境が整いました。D ドライブにリポジトリやワークスペースを作成して、日々の開発に役立ててください。